夜明け前

その時その時で

サマーキャンプ

12日の夜から和歌山県熊野にある
共育学舎というところにいました。

16日まで大学生向けのキャンプに参加させていただきました。


キャンプは終わりましたが引き続き滞在させていただいてます。

ここは様々な理由でやってくるいろんな人を一時的に受け入れしているところです。
廃校になった小学校を住居にして、代表の三枝さんご家族や長期滞在者の方々が作ったお米やお野菜をみんなで調理したり、休日限定でカフェを開いたり
田舎暮らしのワークショップを開催したりして暮らしています。

和歌山についてから友人の明日美さんに、この場所でグローバル・シェイパーズという団体が企画した大学生向けのキャンプがあるということを教えてもらいました。
詳しいことはよくわからないけど、是非参加したいなと思いました。
こんな大学生におすすめ!の項目を読んでいたら今の自分のことやないか!と思ったからです。
(大学生じゃないけど)


主催のかたの心遣いによってラッキーなことにみなさんと一緒に参加させていただることになりました。
すごいタイミングでした。

・グローバル・シェイパーズという団体について
世界経済フォーラムが選んだ若手リーダーの方々。(恥ずかしながら存じませんでした)
利益だけでなく、世の中をよくしたい、よりよく生きたいと思って社会課題の解決に挑戦し活動していらっしゃる20代からなるグループ。(だそうです。


子どもたちは子どもたちでキャンプをしに来ていたので一緒に生活するメンバーの年齢は
小学生から大人まで。国籍、出身、生活スタイル、様々な30人以上で生活していました。

キャンプ中にしたことは
・自己分析などのワークショップ
・社会で企業して活躍してる人の話しを聞き、考えシェアすること
・川遊び
・収穫した野菜やお米を調理して食事をいただく、
・遊ぶ
・蚊帳付きの手作りベッドで寝る
・みんなで温泉にはいる
・お祭りに準備から片付けまで参加する、などです。

自己紹介の場がたくさんありました。
一日一度はしていました。
慣れませんが初日から比べたらだんだん話せるようになっていきました。

その中でプチ企業をしてみようということで、夏祭りの屋台で出店をする企画もありました。

暑さの中でお祭りのやぐらに提灯を設置したりしつつ
私はポン菓子屋さんをさせていただきました。
作りかたについては割愛します。(お米を筒に入れてぐるぐる回して加熱して圧がかかったら一気に放出!です)
多くの人に助けられて楽しく参加することができました。

終わったあとには計算方法を教わりながら会計などを出して
反省点や感じたことなどをみんなとシェアしました。
大人もこどもも関係なく協力して活動することは楽しいし素晴らしいことだなと思いました。
楽しかったです。
密かに持っていたポン菓子を自分で作るという夢が思いがけないところで叶い、感動しました。


大人、こども、しゃべるのが上手な人、静かな人、目標があってそれに向かって動いている人、目標はない人、働いてる人、働いていない人、それぞれ、みなさんから学ばせていただいて元気と安らぎをもらっています。



共育学舎では暮らしの当たり前を考えるきっかけがありました。

たとえば下水道がない環境で油を使った料理を作ったとします。
使った器具や食器を洗いますが、その油やそれを落とすための洗剤がどんなふうに生態系へ影響を与えるのか考える必要があります。それを防ぐための設備として下水道がありますが下水道がなくても、油ものに灰を馴染ませ拭き取ることによって対応できます。
少し手間がかかります。
その手間をかける時間を他のことに使いたい人と手間をかけたくない人がいるのも自然なことです。
都会の刺激を求める人と田舎の穏やかさを求める人、そのどちらも求める人もいます。
お金を求めない生活を求める人とお金を求める生活を求める人がいる。
生き方はさまざまあって、人それぞれ合っているものというのは違って、それでいいのだと言うことをなんとなく感じかけてきています。


ここで人々と暮らす中で感じる心地よさの要因を考えてみました。
自然の豊かさや静かな環境という要素とあるけれど、自分を受け入れることができている人に囲まれているということが大きな要因としてあるように思います。

大切にしたいなと思ったこと

・うまく話せなかったとしても考えて、それを口にしてひとに伝えようとする姿勢

・頭で考えることと身体を動かして行動することのバランス

・どんなに正しそうに見えることも一度自分の中で考えて疑問を持つ意識。

・自分の感覚を信じて生きて、自己肯定感を育む。



これから考えてみたいことは
新たに湧いてきた疑問や自分のハッピーはどこからくるのかなどです。


機会をくださったみなさんに感謝です。