夜明け前

その時その時で

共にめぐりを楽しむ

ビヨンドで作ったお米を炊いて食べた。

   

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先月にやっと、やっとお米が精米まで出来た。

 

遂に!

炊いて食べた。

 


炊けたお米を見ただけで涙が出た。

 

 

 

この感動はどういっていいのかわからない。

 


なんでこんなに嬉しいのかよくわからない。

 


とにかく嬉しくて一人でずっと興奮していた。

 


うぉー!と静かに何度お米を見ては叫んだ。

 

 

 

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昨年も稲刈りからは参加させてもらって食べて感動したのだけど、昨年の比ではなかった。

 


年間通して様々な工程を経て

 

作業の中で湧くいろんな感情を経てきたからなのかもしれない。

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天気や山からくる水の関係で

思うように進まない日もあった。

 


息子の駄々こねモードに参ったり

 

泥にまみれた洗濯物をウタマロせっけんで何時間も洗う日々。

 

傍らで新しく出会った友達と川ではしゃいだりする青春な日もあった。

 

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過ぎてしまえばみんな愛しい経験になった。

 


なぜ

わたしは働きにもいかず、

貯金は減る一方...

 

毎日毎日

田んぼで泥まみれになっているのだろう...

 


そうか

 


この感動を味わうためだったのか...

 

 

 

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この価値はマジ計り知れない...

 

やってみてよかった😭

 

きっとこんなふうに、まだ出会ってない感動が

世界にはいっぱい散らばっている。

 

 

 

 

 


ほんとはまだまだ収穫できるお米があったのだけど

 

家やベンチを作ってるうちに鹿さんのご飯になったらしい!

美味しく食べてくれたかな。

 

 

 

ビヨンドの室田さんは

できるってことがわかったから無駄じゃないよー収穫はオマケだよ。あっはっはと笑う。

いつもこんな感じだ。

 

 

 

わたしは思った。

 

もしも毎日みんなと作業できたら楽しく遊んでる間にお米ができて、他にもいろいろ作れて食べれちゃうじゃん。と。

 

ちょっと惜しく思った。

 


使った道具は、鍬と鎌と軍手と、木の棒に糸をくっつけたものと、機械は草をかき回す手押し車みたいなやつだけ。

 

あとは情熱だ。

 

 

 

今回わかったこと。

 

お米ってすごい。

 


いろいろ変身するんですよ。

 


お米に麹菌を繁殖させた米麹は

 

身近な調味料たちの材料になっている。

 


みりん、醤油、味噌、

 

日本酒、泡盛、焼酎

 

かつお節、甘酒、

 

(まだあるかも...

 


みんな麹からできるんですよ。

 


知らなかったでしょう?

全然知らなかった!

 

 

 

しかも毎日食べても飽きない。

落ち着く。

 


きっとDNAにはそれらを育て食べてきたご先祖様たちの血が受け継がれているからなんだと思う。

 

(でもパンも大好きだ)

 

 

この1か月前後は

仲間と一緒にいろんな場所で麹や味噌を仕込んだ。

 

 

麹についての記事はこちら目に見えないもの達との日々 - 夜明け前から

 

 

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まずは麹を作った。

 

そしてその麹を使って味噌を仕込んだ。

 

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甘酒にして飲んだ。

 

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いろいろな形に姿を変えてわたしの体に入ってくるお米。

 

 

 

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そのどれもがとっても豊かな時間だった。

 

みんなそれぞれのドラマを生きているけれど

 

何はともあれ、集まった。

 

ほんとに尊い時間だなぁ。

 


味噌はお正月明けくらいが美味しくなってるかららしい。

ということは来年まで生きる一つの楽しみができたなぁ。

 

 

味噌汁をみんなで飲む時に

みんなはどうなっているんだろうねって

 

益々たのしみだ。

 


こんな豊かな時間を過ごせる仲間ができてほんとに嬉しいんだ。

 

 

あなたがあなたでいてくれてありがとう。