夜明け前

その時その時で

ArtMACHI Museum 出展のお知らせ

ArtMACHI Museum 出展のお知らせ




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こちらでは、直前のお知らせになってしまいましたが、明日、明後日は初めて作品を出展します。ブースを持ちます!はわはわ。

期間中は私一人で対応予定です。
遊びに来てくれたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

■場 所:梅田スカイビル5階ファンファンプラザ
 (新梅田シティ空中庭園)
■日 時:4月25日(土)12:00-19:00(18:30まで入場可)
      26日(日)11:00-18:00(17:30まで入場可)
■入場料:前売り 350円(4月1日販売開始) 当日 500円

http://artmachi-blog.ranbu-hp.com/?eid=126

梅田にある小さな雑貨とArtのお店、ranbuさんにお誘いいただいて、参加させていただくことにしました。モビールと、ブローチなどを出展予定です。



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村上慧 『移住を生活する 1~182』に行ってきた。@亀有ギャラリーバルコ

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村上慧 『移住を生活する 1~182』をギャラリーバルコ にみにいってきた。

以下は展示の詳細を書いてる。
なのでこれから行こうと思っている人は読まずに行かれたらいいかも。



村上慧さんのことはTwitterで知人の投稿を経由して知った。自分の家ごと、歩いて移動しながら各地の家の絵を描いて日本を回っているらしかった。その日の家の基礎となる土地を借りるために行く先々で人と交渉するらしい。
インターネットで出会った彼の言葉は淡々と綴られていた。淡々とだけど常に静かに燃えてる。
彼が書くブログの文章は私が日々の中で答えを探すことを諦め蓋をしていた事柄を思い出させた。でも日が経つとまた少しずつ膜が張られて蓋に戻ろうとしてしまう。
度々、日記を読むようになった。

それから、会う機会が2回あった。
(どうしてもお会いしたかった)
初めてお会いしたときに、美術は好きですか?と聞かれた。
その時は美術がなんなのかわからなかった。村上さんのプロジェクトは好きですと答えた。

(最近になって思ってきたのは、芸術っていうのは表現で、存在の肯定で、考えるきっかけで、自己の変容のきっかけで、より良く生きるために必要なことかな。っていうこと。美術好き。美術という形でなくてもじゃなくても好き)

日記はインプットが多すぎるため、忘れるために書いていると言っていた。

2回目にお会いした時は半年前、彼が大阪入りした時だった。
家を担いで一緒に歩かせてもらった。(前回の記事に書いた。)
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家を置くための貼り紙を作る村上さん





担いでの移動は視界が悪くて狭くて重たくて、びっくりした。
村上さんの家の窓の外から見てくる町の人の姿が見えた。なるべく目立ちたくないと言っていた。それなのにやるのは大変だろうなぁと思った。彼の展示には必ず行こうと決めた。



                  • -

入り口に入ると先客を見送る村上さんがいた。
目が合うともえこ、よくきたな、って言った。
私は よく来た。と言った。

村上さんは暖かそうなダウンジャケットを来ていた。前にあったときとおんなじ赤いスニーカーを履いていた。ハグしたくなったけど我慢した。私は展示をみに来た。


展示の入り口に展示概要やプロフィールや過去の作品をまとめたファイルがあったので読んだ。
次に大きな日本地図があった。日本列島の上にに小さな番号が書かれた白い丸のシールがたくさん張られていて、それらの点は少しずつずれて、線のように日本をぐるりと囲っていた。列島の回りの海のところには、列島に貼られた番号に対応している、家を置いた土地の名前が書かれていた。


やったんだなぁ。と思った。


村上さんと一緒に歩いたところを地図で探した。
(今書きながらあの日歩いたときの自由な感覚と喜びを思い出した。)

一緒に歩いたところはほんの1つの点でしかなかった。このあとにも先にも彼はずっと点を繋げて線にして、移住を生活して来たんだなぁ。
と思ってじんわりした。


見てたら村上さんがきた。『元気?』って聞いたら 元気。と返ってきた。 またあとで話そうって言って彼は奥に行った。


その次に家の絵と家の写真が左右の壁に数枚ずつ飾られていた。1、2、3、4とある。
赤い丸印がついててなくなってる絵もあった。

進もうとすると白い布が暖簾で壁のようになっていた。
布をくぐり抜けた。



布を抜けると空間一杯に貼られた各地のお家の絵と対に貼られた村上さんのお家の在処の写真があった。

家の中に入ったような気持ちになった。

真ん中には家があった。

涙が出た。


村上さんの生活した時間を感じた。



真っ直ぐに家と向き合ってるような絵たちだった。
時間がなかったのかなって絵や、雨が降ってきてあわててしまったんだろうなって絵もあった。番号の小さい絵は線がどこかふわふわしてた。
番号が大きくなるにつれて線が堂々としていってた。静かに家と対峙している様子が浮かんできた。距離が近い家や遠い家があった。
いくつか『絵が描けなかった。』と手書きで書かれた絵の貼られていないスペースがあった。
一番下の段にはそのスペースがたくさんあった。彼の日記と合わせてみると体調崩してた時だ。

番号と番号を照らし合わせて絵と写真を見ていくのは集中が切れてしまった。
より濃く私の中に落とし込みたかった。


再会したおうちは大阪で会った時より年期が入ってるというか、なにか、強いっぽいものになってた。
何度も重なったガムテープ、剥げた塗装、へこんだ壁、なにか塞いだ跡、少し曲がったドア。
おうちのなかには服やリュック、旅の途中でもらったっぽいお守りとかがかかってて、絆創膏の紙とかが落ちてた。
彼が旅してた時の様子が想像できた。
屋根の瓦に前は見なかった赤いスタンプが押されてて、聞くと、大分のファミレスの店員さんに押されたと言っていた。

いいおうちだ。


左右の壁を隔てる正面の壁は真っ白で、そこには村上さんの家の絵があった。実物そのままの絵だった。



見終わってから(ほんとは見終わってない。でもその時はそれでいいと思った。)村上さんや、コーディネーターの新藤さんと話した。
村上さんはいろいろなことに怒ってた。なんとしても道を作りだすんだって気持ちを感じた。彼は使命感責任感、みたいなのを感じてると言っていた。怒ってる村上さんが好きだ。


彼が生きてることとそれを知れたことを私は光に思う。
せっかく知れている。私はもっと生きたい、と思う。


もっと考えて、やりたい。
考えることをやめてしまいがちなので、考えざるを得ない環境に身を置けたらいい。
考えざるを得ない環境っていうのは、まわりに考え続けている人がいる環境、人に触れられる環境のことだと思う。



居合わせた展示をみに来た人のなかには、遠方から来ていた人も何人かいて彼が道中出会った町の人たちだった。
出会った経緯や町の話、昔の時代の話を聞いた。空間が面白かった。


展示会場から一度でて亀有の商店街や住宅街を歩いてきた。町並みや暮らしてる人や家を見てた。歩くほどにもっと感じられる気がした。
西日が温かくて風は冷たくて、住宅街の時間はゆっくりで、大きな道路に入ったとたんにスピードが戻った。




この会場に向かう際、私はバスや電車を利用して移動した。たくさん土地をすっ飛ばしてきたから、陸続きの、延長線上にいる感覚はない。たくさんすっ飛ばしてる。


村上慧 『移住を生活する 1~182』
@Gallery Barco
2015.4.17. -4.29.
12:00-19:00

https://www.facebook.com/events/736485803131487/

2014年11月に考えたことと日記

最近のこと 2014年11月に考えたことと日記



・もっと生きたいし、生きるべきだと思ってる。その意識に抵抗する思いも持ってる。
抵抗勢力と生きる勢力お互いが認めあって仲良しであればいいと思っている。


・自転車のイベント、バイクロアでの珈琲の出店がおわって夜行バスに乗って大阪に行った。
好きな人に会いたくなって会いにいった。そのことで私を大切に思ってくれているであろう人を傷つけた。こういうことをここにかくのはこわい。


・人と向き合う力が不足していると言われた。
人に興味がなくなったり 迷惑かなとか好かれていないかなとか考えて自分から人とコンタクトとりにいく勇気がわかなくなる自分がこわい。


・早朝、梅田に着いた。早朝の都会は好きだ。
早朝の空気はピシッとしていて そこを歩くのは まだ誰も踏んでいない雪原を歩く時みたいな気持ちになって好きだと 先日聞かされた。私も好きだと思った。

歩いていたら神社と目が合ったのでお詣りをした。先客のおばさんは、ものすごくゆーっくり 丁寧に手を合わせていた。太極拳のようだった。美しかったので様子をじっと見ていた。

・お腹がすいたので自家製麺の立ち食い蕎麦屋に入ってみた。店内は仕事着を着た人がたくさん入っていた。レジの人とお店の人のリズミカルな注文の確認や応対がよく通る。後はお客さん達が黙々と麺をすする音。静かな気持ちになった。温かいお蕎麦をお腹に入れて皆働きに行くんだ。私ももくもく食べた。お出汁が体に染み渡って温かくなって店を出た。


・大阪にいるとつぶやいていたら、奈良から山を越えて大阪入りした村上慧さんと合流できることになった。
日本橋で待ち合わせてなんばまで一緒に歩いた。家の中におじゃまさせてもらって、少しだけ移動を共にした。家は重たかった。一緒に歩けてとても嬉しかった。
村上さんと歩くのは自由な感じで気持ちが良かった。
ありがとう。その夜過ごす家の基礎を確保した村上さんと、ご飯を食べた。
なんば駅の前にあるキャベツ焼き屋さんで、ビールを片手にキャベツやきを食べながら今までのことを話したり聞いたりした。
芸術の話を聞いたけど忘れてしまった。


後日、村上さんがおすすめしていたインターステラーを見た。壮大だった。
体験する映画だった。 現実味があった。
アイマックスという環境で見たら、音や映像がすごかった。びっくりした。



・自給農祭へ。
京都の京北で自給自足を志して生活している人たちのお祭りに参加してきた。廃小学校に泊まった。平均年齢6歳くらいの女達が6人 全力で遊んでる園(六畳和室布団押し入れ付)をうっかり見つけてしまい、全力で遊びに巻き込まれた。パワーがすごかった。私はお母さん役になった。
日が落ちた頃 大人達はウクレレの音色に合わせて輪になって踊った。みんなで踊るのは楽しくてみんなと今 繋がってる感じがするから好き。

鹿の解体、工具の使い方、鹿の革の鞣し、麹作り、さまざまなワークショップが開かれた。
大部屋にぎっしり布団を敷いて寝た。合宿のようだった。
翌日は自給農法をしている糸川さんというかたの畑を見学した。糸川さんはいろんな畑に赴き畑のことを教えている。これから自分の畑の周辺を、人が滞在しながら学べるところにすると言っていた。
畑は雑草の隙間に人参がはえていたり、 岩の間から大根が生えていたり きっちりわかれていなくて、 穏やかな無法地帯だった。楽しくなった。


・じっと人を見たりコーヒーとかじっくり飲んだりしてると色が見えることがある。一色のときもあれば複雑なグラデーションのときもある。ゆっくり向き合ってればいつも見えるのかな。


・空気が冷たいけど 窓を開けて朝の光のところへ自分の体を持ってくるのが好きだ。


・冬になると夏より元気がでない気がしている。
でも冬は春のための準備期間。日本ではいつまでも続かない、ずっと冬ではない。大丈夫。
忘れないこと。と肝に命じた。
寒いのは苦手だけど冬至の日が好きで今から柚子湯に入るのをわくわくしている。


・好きなことや好きなものを書き留めたものは自分のことがいやになったり生きてるのしんどってなったときに読み返して今を感じ建て直すきっかけとなる道具でもある。



冬至の日は閉店間際の近くのスーパーにいってゆずを一つ100円で買ってきた。
切れ目をいれて湯船に浮かべてつぶしたり皮を向いたり食べたりしながら浸かった。



・自分に正直に生きている。感情が変わるのは変わりたくて変わるわけではなくて自然なことで、自我を越えている気がする。私は私に振り回されているとも思う。振り回されないようにいることを選ぶこともできるんだけど そういう自分が生きている感じがする。それを楽しんでいる。


・洗濯やごはんを毎日作ること 身の回りをいつも綺麗にしていようと心がけることに 少しつかれた。 お母さんはすごい。


・部屋に一人でいると とても孤独を感じる時がある。
死ぬときはあったかい感じがいいなと思った。


・電話
して話してもらったりしてたくさん泣いた。


・手芸を一緒にできる友達ができた。
嬉しい。



・大切に思う人がたくさんいる。
だからといって連絡とらないし会ってもいない。一方的に時々その人たちのことを思い出して 心がほっこりしたりするだけで満足している。大切にしているのかわからない。 会えたら嬉しい。あと、もっと深く関われたら嬉しい。自分がすぐ蓋するから、自分をなだめながらやる。



・軽トラをデコトラにする
タイルを焼いて家につける


・働くことの意義 という記事を読んで 私は社会に参加して役に立っている感覚がほしい気がする、と思った。



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wwooferになってみたの巻

先月はWWOOFというサービス(ご飯、泊まる場所と“力”を交換する仕組み)を利用して、木更津にある山野さんちにお世話になっていました。山野さんちはみんなで協力してお米や自家焙煎コーヒーの田んぼカフェ(いつかopen予定)を作っています。

WWOOFはworld Wide Opportunities on Organic Farms『世界に広がる有機農場での機会』の頭文字。有機農場を核とするホストとそこで手伝いたい、学びたいと思っている人とを繋いでいます。※wwooferはホストに力を提供する側の人のことです。

以下にそこでの生活や作業、出会った人々、思ったことについて書いてみました。

WWOOFに登録した時点の私は農業にさほど興味はありませんでした。
登録した目的は2つ。

1つ目“田んぼカフェ”が竹や土などの身近な素材で作られていることに感動したから。自分もそんなお家をみんなで作りたいので学ばせてもらおうと思った次第。

2つ目wwoofは自分を生きやすくしていくと思ったから。具体的には馴染みのない地域で人と暮らし、関わる経験やみんなで一つのものを作り上げていく経験を積むと好きな人や地域を増やせるし、そういう経験ができたことは自信に繋がって自分のことも好きになれる→自分を好きになっていけると生きやすい。っていう思想から。


山野さんちの家族は、パパ、てるさん、ママ、かつらさん、長男 かつもりくん(10才)、長女ふわ(7才)ちゃん。

私が来たときには香港から来ている同い年のれいちゃんメイビスがいて、翌日にメイビスが旅立ち、十日目にドイツからベル&ジェニーが来て。
私は十日間 山野さんちの家族&れいちゃんと一緒にいました。


山野さんちのお米づくりは無農薬 無肥料。(お米専業農家さんから米作りに必要な田んぼや道具を借りたりノウハウを教わったりしている )
コーヒーはてるさんが納得したフェアトレードのオーガニック豆を一種類だけ仕入れてて、その日に飲む分だけをその日に焙煎しています。
カップ一杯のコーヒーにもお茶碗一膳のお米にもたくさん手間をかけていて、いただいていたご飯やコーヒーはとっても美味しかったです。

毎日のごはんは みんなが作ったお米と、桂さんの手作りのお料理をみんなで揃って食べます。今まで食べたことないもの、考えもしなかった料理がいろいろでてきて毎食が楽しみだったし、ほぼ毎食揃って食べるのも小さい時以来でとても豊かでした。


鍋を開ける前の胸の高まり



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いただきます前の胸の高まり


家族の紹介をすると
パパ、てるさんは天ぷらに使った廃油で車を走らせたり(通称 天ぷらカー)地域のイベントでコーヒーを出したりしています。仕事に対しては厳しいこともありますが聞くとなんでも教えてくれます。
ママ、かつらさんは美味しいごはんを作ってくれて、子どもたちやパパやwwooferのサポートをしたり 一緒に農作業をしたりします。

かつもりくんは野球に夢中。ジャイアンツと千葉ロッテを応援してます。
夜はビールを注いでもらいました。俺が注いであげる!上手く注ぐから。と。
慎重に綺麗に注いでくれました。
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※この後、ふわちゃんと二人で尻文字クイズを始めてどっちが酔っぱらっているのかわからないくらい愉快でした。
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チャーハンも作ってくれた!

ふわちゃんは物語を読んだり絵を描いたりするのが好き。
人のもの真似も好きで時々ごはん食べてるときに真似されました。人をよく観察しています。(山野さんちではウーファーゲームというのが時々勃発するらしく、 誰かがウーファーの特徴を真似して みんなで思い出して言い当てて懐かしむWWOOFホストならではのゲーム。笑)
ムーミンが好きで、絵本と紙とペンを渡しされて描いて~と頼まれ、描くと喜んでくれました。

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毎日が全力。

二人は仲良くトレーニングしたり時々けんかもしたり。
誰にでもフレンドリーでいつもの自分たちの生活のペースを保ちつつ 一緒に楽しもうとしてくれていました。
少し無理することもあるんじゃないかなと思うけど、ちゃんと甘えてる時間もありました。
わんわん泣いたり けらけら笑ったり歌ったり のびのびしているように見えました。

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小さい頃から知らない国の人が入れ替わりやってきて一緒に暮らすと言うのが当たり前になっているというのはすごいことだな~と思います。
家に居ながらにしていろんな国の人から学べるってすごい。


Wwooferは毎日作業時間が決まっています。働く時間はだいたい六時間。ごはんはほぼ三食みんなと食べるので規則正しい生活をしていました。
長らく学校生活を行っていなくてサラリーマンになったこともありません。なので規則正しい生活に自分を合わせるのは少しストレスがありました。

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朝六時半起きがきついんですが、部屋の窓を開けて 空気を吸って 眺めて 癒されてました。

適応すれば 規則正しいのはいいと思います。
時間を制限することは 密度を濃くするなー、と。

初日に手拭いを一枚もらいました。wwooferみんなに好きなものを選ばせてあげているらしいです。
手拭いはお弁当包みにもなるし首にも巻けるしマスクにもなるし頭にも巻けるし 乾くのも早い。とても重宝しますね。


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作業後に黄昏るもえこ 田んぼにて
撮影:れいちゃん

1日目2日目はお米専業農家の進藤さんちでの作業でした。大きな機械がたくさんありました。御家族みんなが協力して働いていました。休憩時間には、お茶請けに入らないくらいのお菓子などを出して 『どんどん食べなさい!』と進めていただきました。お昼にはみんなでテーブル囲んで、ご家族の日々の楽しみ『マッサン』を見ながらおにぎりを食べたり。
遠慮気味に食べるれいちゃんは、毎週進藤さんちでご馳走になっていたら少し太ったそう。そこへ進藤さんのお母さん『これは0カロリーだから大丈夫よ!』とおにぎりを差し出していました。傍らで進藤さんちの娘さんは拾ってきた犬を懸命にお世話していました。
息子さんは藁をかく作業の合間に焼き芋をさせてくれました。
静かな田んぼの真ん中で藁からお芋を取り出して、ちびちび皮を剥きながらみんなで食べる時間、贅沢だなぁと思いました。
優しくて愉快な進藤さんちのみなさんでした。


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優しくコンバインの操縦を教えてくれる進藤さん。
楽しみは時々行く旅行。


3日目の夜、てるさんから言われました。『wwooferは自らがその家庭、地域に適応して関わりをお互いにとってより楽しいものにしようという想いで行動することによって 世界中に楽しくいられる居場所が増えていく。これは素晴らしいこと。今日までのもえちゃんを見ているとそれができていると感じたよ。』というようなこと。

きっとwwoof期間中に限ったことではなく。誰とどこにいても(一人でいても)その場その場で自分と、人とちゃんと全力で向き合っていれば どこにいても楽しくいられると思いました。
その“全力”は 時に気を抜いてリラックスすることかもしれないし、怒ることかもしれない。思いきり楽しく歌うことかもしれないし何にも考えないことかもしれない。
“楽しく”は楽しさだけではなくて いろんな気持ちも含む。そういうのを堂々と感じられること、認められることがどこもかしこもが自分の居場所(いてもいいと感じられる場所)になるってことやと思います。


農作業は、今までの自分や周りの環境の成り立ちを知れます。だから面白い。
知ったあとのフィルターを通してみた自分の生きる環境は 前より愛おしい。過去に決めた概念も 再構築される。
人との関わりでもそういうことが増えました。
農作業を年間通してやることができたらどうなるかな。


作業でやったこと

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お米農家.進藤さんちの大きな田んぼの稲刈りでコンバインの操縦を教わって刈らせてもらったり

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稲刈り後に台風で飛ばされ局所的に溜まった藁を集めたり

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手刈りで収穫して束ねて干したり*1

お米の袋詰めをしたり、山から竹を取ってきたり


http://instagram.com/p/uc3zpttcSj/

お店のポップに使う絵を描いたり

竹を切って田んぼカフェの内壁に張ったり

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れいちゃん。
耳にかけた鉛筆が完全に様になっている
撮影:もえこ


藁集めや竹取りは体力的にきつくて毎日新しい筋肉が痛くなりました。


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15メートル級の竹*2を一人で切り出してこれるようになりました。



作業をしている時、突然に昔味わった気持ちや光景がパッと浮かぶことが度々ありました。しばらく忘れていたことばかり。瞑想したときのような体験でした。れいちゃんも、農作業は瞑想ができると言っていました。

れいちゃんとは長い時間一緒にいたし、たくさん助けてもらったり、たくさん話をしました。

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日本のドラマが好き。黒澤映画や日本の古い映画にも詳しい

もえちゃんは自分のどこが日本人らしいと思う?と聞かれました。日本人らしさってなんだろうと考えました。働き者、謙虚さ、協調性、意見をはっきり言わないところ?みんなと同じが良し?和の心?
ここにあげた要素は自分にはあまりピンと来ませんでした。
儚さ(移り変わってゆくもの)を感じるのが好きだと思うところは日本人らしいかなと答えたら何故儚さが好きなのかと聞かれました。
今目の前にいる人、光景 一瞬一瞬がもう二度とない時だと思うことでその一瞬をより貴重に思うことができる。例えば桜を見て、来年は見れないかもしれないと思うとより愛しさや今見れていることへのありがたさを感じることができる。
だから好きなのかな。みたいなことを考えながら つっかえながら話しました。
改めて考えるきっかけをくれてありがたい。私もそういう質問をして関わる人から引き出したいし、引き出されたいです。

香港人はせっかち、せかせかしていると言っていました。れいちゃん自身も日本人に比べてそういうところはあるけど日本にきてから変わったそう。(私はれいちゃんに対して いつも落ち着いててずっしり構えている印象を持ってます。)

興味あるものは違うけど 少し興味あるものは相手が興味あるもので、人に影響を受けやすいところは似ている気がします。

れいちゃんに 農業(自然農)をやっていきたい理由について聞いてみました。
自然のエネルギーの循環(その中には食べ物を食べる自分も含む)を感じていたいからと言っていました。
私も感じてみたいなーとその時強く思いました。だから、家を建てたらその目の前に小さく野菜を育てるスペースを持とうと思っています。農はきっと 人が生きるうえで大切なことを感じさせてくれるものなんじゃないかなという予感がしてます。
興味がなかったことでも、それを面白そうにしている人に会えると興味がでます。
そういう人に出会えるのはラッキー。


落ち着いてるように見えるれいちゃんだったけど、香港では友人たちが学生運動をしていて、れいちゃんも参加したいと 内心では無力感を感じたり揺れてるようでした。

話が一段落付くと、少しの間が空き それぞれ興味あることに戻っていきました。(私はテーブルに広げた建築の雑誌に、れいちゃんは農業の本に。)

自休自足 季刊 2005年 春 Vol.09

自休自足 季刊 2005年 春 Vol.09

確かこれかな?ストローベイル建築について載ってました。


かつらさんはたくさん話を聞いてくれたし、子どもを産んだときの体験などを話してもくれました。一日三時間の散歩を私もしてみたいな、機会に恵まれたら産みたいなと思いました。

てるさんは命の循環のよい生活をしようとしています。廃材を使おうとしたり 電気を太陽光で一部自給したり、天ぷらカーもそうです。

てるさんから聞いてすごいなぁと思ったエピソードを2つ

1.てるさんちの近隣の農家さんは無農薬な農家さんではありません。
4年前に木更津で田んぼを初めてから毎年一度 上空から農薬の一斉散布がある日は家族たちとwwooferを車にのせて出掛けていたそうです。
今年の一斉散布の時に、山野さんちの近辺は撒かないことになったから、と近隣の農家さんが少し嬉しそうにてるさんに話したそうです。
自分の主義や主張を押し付けないで地元の人々と調和してこの地でやっていこうって気持ち すごいなぁって思いました。
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2.地元の人々の間では、要らないものは山野さんちに声かければ何か使ってくれるだろう となっていて、いろんな人がものをくれたり山野さんがほしいと言ったものを持ってきてくれる人がいたりするんです。(要らなかったら断る勇気もいる byてるさん)

てるさんは『今自分にとって必要ないものは、それを今欲しい人がいたらどんどんあげる。自分が何か必用な時には 誰かがくれたり違う形で帰ってきたりする 』みたいなことを話していました。こういう人間関係も きっと毎日の些細な関わりの積み重ねなんだなぁ。すごいなぁ。

一般的でないことをするのは 色々考えることが必要で 時に大変なこともあると思うけど ほんとうに自分が信じた道のやりたいことをやっている時はきっと楽しくて、そういう仲間と繋がるのも楽しいんだろうな。
そんで、そうして作っていったものの背景にはたくさんの人がいて、想いが詰まってる。そういうものに囲まれているのは、気持ちがいいものだろうなぁ。


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イベントでコーヒーをいれるてるさん
ポップを描かせてもらいました。


いつかの夜
てるさんがお知り合いから紹介されたという20分ほどの動画をみんなに見せてくれました。
植松努というかたが“思うは招く”というテーマで話しています。

Hoping invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo ...

感嘆の声をもらしながら見ました。
勇気付けられました。是非みてください。



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自分の家の他に 会いに行けるところと
顔をみたくなる人が増えるのは 豊かだな。
応援したい人も会いたい人も増えました。


10日目の夜 みんなで“切手のない贈り物”を歌ってくれました。
ピアノ弾いてなかったら泣いてたでしょう。


11日目の朝はてるさんの仕事とwwoofer達の観光を兼ねて東京へ行くことに。
早起きしてかつらさんが炊いてくれたご飯でおにぎりを作りました。
ベル&ジェニーに握りかたを教えたのですが
もっと楽しくできるように教えたかったです。
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レイチェル・ダッドのおにぎりの歌

Rice Triangle

Rice Triangle

  • Rachael Dadd
  • Singer/Songwriter
  • ¥150
がサイコーにぴったりだったので
暗記しておきたかった、と悔しい思いをしました。


移動はてるさんの天ぷらカーに乗って。
今、誰かの家庭の天ぷら油で私たちは移動しているんだな~って 不思議な気持ちになりました。
車の中で 荒井由美の“やさしさに包まれたなら”を一緒に歌ったりしました。

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帰り際に『ご両親にいれてあげてね』とプレゼントしていたいたコーヒー豆。
なんて嬉しいんでしょう。
心を込めてカップにおとしました。格別に美味しかったです。


作業中にふと『おばあちゃんの顔見なきゃ!お墓参りに行かなきゃ』って気持ちになったので帰ってから行ってきました。
ありがとうございました。って言いたくなったんだと思います。おばあちゃんが嬉しそうにしてくれて来て良かったです。

夢中になれるものに動こう、もっと考えたり人に会ったり移動したり 動こう。っと。

*1:この日はれいちゃんにNHKworldの取材が来ていました。海外に向けて放送されるようですよ

*2:竹の生えかたを見て倒れそうな方向を予測して切り込む場所を考える。傾いてる方向に先に刃を入れておく。傾いた方の竹は締まって刃が抜けなくなるからそしたら逆方向を切っていくとスムーズ。切った後の取り回しが楽なように竹の切り口を持って倒したい方向をコントロールできるようになると良し

最近のまとめ(土の家づくりとヒッチハイク 和歌山 大阪編)

 

前回書いたとおりの予定で少し旅に行ってきました。

たくさんの人と”はじめまして”を交わして、久しぶり!も交わして

いろいろな場面でお世話になって 前より人を好きになって無事に帰ってこられました。

土の家づくりは幸せでした。

ほんとうにびっくりの連続でした。感謝の気持ちで一杯です。

自分なりに全力で、そのときそのときの気持ちに向き合ったりしながら過ごせていたと思っています。

今回関わってくださったたくさんの人と場所のおかげで 生きていく核 みたいな 誰にも邪魔されない 心のエーテル みたいなもの(中二病っぽい表現しかできないのですが、自由で穏やかで広々した楽しい感じ)が感じられました。

そういう感覚をまた体験したいなーと思うけど、それを味わうことが目的になってしまったら不自由な気もする。

でもとにかく良かったです。

乗せてくださった人や出会った人からは今までの自分や今の自分を肯定してもらうような言葉をいただいたりもしました。

自分と他人の間にある壁が少しやわらかくなったような。

コンクリートから土壁くらいになったような。

やわらかくて通気性が良い。

 

 

これからのことは やっぱ家作りたいなぁ~っていうのと 仕事的なことをしたいなぁ~っていうのと また関西いきたいな~ 旅したいな~ 展示したいな~ 物作って販売したいな~ って気持ちがあります。

ひそかに書いていたやりたいことリストも近々シェアしたいと思ってます。

 

 

 承認欲求を掻き立てる仕組みが 世の中には多い感じがします。

自分は生まれた時からそういう仕組みの中で生きてきて、それに反応しやすいようになってると思います。いちいち立ち止まって 自分はなんのためにそれをしているのか問うてく必要があります。なんとなくでいると、いつのまにか自分を生きてないことになってたりすることもありますし。

先日お会いした人からいただいた ”自分を大切に生きてね”って言葉を時々思い出すようになりました。

大阪にいるときに感じてた孤独感も。

すごく大切な感覚な気がして 忘れないようにしてます。

 

 旅のまとめ図

 帰ってきてからババーッとノートに書き出してみました。

 文字ちいさい。

 

ので分割してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓以下から拡大できます。(PCのみ)

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ヒッチハイク.pdf - Google ドライブ(PDFファイル)

 

8月11日からの予定

今年も少し遠くへ出かけます。

自分のためのおおまかな予定を書いてみました。

考えたり決めたりするのってエネルギーがいります。

疲れたから、決めたのはこれくらいです。

 

 

8月10日    未定

8月11日    ヒッチハイクで和歌山まで。名古屋経由。
       
       11日中に新宮までたどり着けたらたどり着く。
       泊めさせてもらう。 
  

        PA・SAメモ


       ・中井PA 
       ・清水PAでかい おしゃれスイーツカフェ、とかあるガソリンスタンドあり
       ・足柄SA わりあい広い。温泉があります。
        
        新東名高速
       ・御殿場JCを新東名高速 静岡・名古屋方面へ
       ・駿河湾沼津SA かなりでかい。車多い。混雑。
       ・浜松いなさJCTを新東名高速方面へ
        分岐を右、東京 東名 名古屋へ
       ・三ヶ日JCTを東名・名古屋 右方向へ
       
東名高速のSA
・(富士川SA 富士山の眺めがいいSA。
       帰り(上り線)でも昼間は富士山・夜間は夜景がきれい。
       ・牧ノ原SA 一般車向けの裏手に、トラック向けの施設が隣接しています。
       コインシャワー(200円)や、ソファ・ごろ寝のできる場所(無料)があります。
       ・浜名湖SA 上下線が一緒のSAです。駐車場を間違えないように。昼間ですと浜名湖の眺めがいいです。
       グリコショップがあり、変わったグリコグッズがあります。

8月12日   bookcafe 後は未定

8月13日   共育学舎でグローバルシェイパーズキャンプのみんなと会う
 

8月14日
 ~     9:00 紀美野町 Duniyama Hillにてアースバッグビルド・サマーキャンプ
       土の家作りのお手伝い兼キャンプ
8月20日 

以降未定

 

ほぼニートなので特にいつまでに帰らなきゃいけないとかないです。お金もあまりないです。

でも元気とか気力が続く限り動きますので温かく見守ってください、宜しくお願いします。

 

昨年の今頃は1人旅してたけど、結局どこにいっても出会いがあって一人で自転車漕いだり電車に乗ったりしてても一人な感じはしなかったです。ネットが使えると尚更。

逆にネットが繋がらないところとか充電器が壊れて携帯電話が使えなくなったりすると一気に不安になりました。

 

海外に行った事がないので、この予定が終わったら海外計画を立てようと思っています。

 

 

 

140<

小学校の時のことでも思い出そうと思って頑張って思い出してみたら室内プールまで続く乾燥してそうな道とかぬるくて場所によって出具合の違う水道の蛇口とか中庭に敷かれたすべすべしたタイルとか、忘れてたようなことも思い出せたけど、校舎の教室の配置とか音楽室の感じとか、中学校とごちゃごちゃになっているみたいで、すごくもやもやするので母校に見学に行きたくなった。

140文字に納まらなかったつぶやきですのでブログに書きました。